天然の木材を、厚さ約0.5ミリ〜2ミリにスライスしたものです。
表面に貼っただけで、中身が何の素材であっても木の板に見えます。
とても長い歴史を持ち、ありとあらゆるところで突板製品を見つけることができるんです。
無垢材との違い
耐久性も構造も、全く異なります。天板を切り出した映像をご覧ください。
映像で切り出している商品の場合、中身はハニカムペーパーを使っています。
中は空洞になっていますが、表面に「突板(つきいた)」を貼っているのが特徴です。
MDF等の人工材が使われる場合もあります。
身近な生活に最適
日本の住宅で使用されている面材は、ほとんど突板です。
軽い、ネジれない、扱いやすいというメリットがあります。
(写真はイメージです)
無垢材では実現できない形状を、突き板を使うことによって木目調の商品に出来ます。
高級銘木のスライスを表面材として使い、高級感を演出するという手法は、
昔からヨーロッパでも行われてきました。
見分けが難しい無垢と突き板
(左:無垢材 右:突き板)
無垢材テーブルの印象に近づくよう、突板を表面で貼り合わせることも可能です。
15万円もする無垢板のウォールナットのテーブルもあれば、
ほぼ同じ木目で49,000円のテーブルもあります。オンラインショップで購入する際は、
素材や仕上げをよく確認するようお勧めします。
なお、突板製品はその構造のため、年月の経過によって剥がれ等の問題が発生しやすいです。
長期間に渡り、水分を含むとこのように表面が浮いてくる場合もあります。
表面が浮いてきた場合、修繕方法として以下の3ステップをお試しください。
1.浮いてきた箇所に木工用ボンドを注入
2.養生テープで上から抑える
3.乾いたらテープを取る
剥がれが進行すると、貼り合わせている部分が取れていきます。
付き合い方で選びましょう
無垢材と突き板、どちらにもメリットとデメリットがあります。突板家具を購入する場合は、
丁寧に補修して使っていくか、あるいは割りきって使い捨てにするか、
良く考える必要がありそうですね。
Amoccの突き板製品
etc…
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